新つみたてNISAとは

そもそもイメージがつかめなかった

新つみたてNISAが始まったこともあり、多くの人は聞いたことがあるかと思います。

でも始めていない・どういうものかわからないもまだまだ多いのではないでしょうか。

少なくとも私はわかりませんでした。

つみたてNISAの存在は3〜4年前から知っていましたが

読み込むのが面倒くさくてずっと放置したままでした。

とりあえず調べると「少額投資非課税制度」と出てきます。

税金の仕組みや投資信託もイマイチわからないといったくらいなので

全くわからなくてそのままにしていました。

この記事では仕組みやルールというよりは、

当時の私のような「イメージが湧きにくい」といった方に向けて書いています。

新つみたてNISAとは

本題に入る前に、簡単につみたてNISAを確認しておきたいと思います。

つみたてNISAとは、長期の積立投資で出た利益を非課税にすることで支援する制度です。

2024年から始まった新つみたてNISAは、

より選択肢が広がったものと認識しておけばここではOKです。

つかみやすくするために、「NISA」と「積立投資」に分けて意味を確認していきます。

NISAとは

個人投資家に向けて作られた税制優遇制度です。

普通は投資での利益に対して税金がかかってしまいますが、5年間は非課税で保有できるのがNISAです。

1年間に購入できる額は120万円です。

ちなみにイギリスの制度(ISA)が元になっているそうです。

日本版のISAということで、NISAとなりました。

ジャパンではなくニッポンだそうですね。

積立投資

文字通り「積み立てる投資」ということですが、

要はあらかじめ設定した額で定期的に金融商品を購入する投資ということです。

この設定額は少額からでも可能です。

反対のやり方として一括投資がありますが、まとまった金額を一度に

注ぎ込んでしまうと損失になったときの額も大きくなります。

積立投資は少額をこつこつと積み上げていくことでそのようなリスクを抑えようとするものです。

メリットとしてリスクを抑えられる他、

・設定すれば自動的に購入できるので手間が減らせる

・定期的に購入していくので始める時期を気にしなくて良い

といったことが挙げられます。

よって投資初心者に向いていると言われています。

デメリットとしては、短期間では利益を上げにくいことです。

少額から始められる反面、利益もその分すぐに出るわけではありません。

設定さえしてしまえば、あとは放置するくらいの気持ちでいるのが良いかもしれません。

改めて新つみたてNISAとは

以上ではつみたてNISAの要素を分けて確認していきました。

つみたてNISAでは購入できる商品が分散投資に適したものに決まっており

これを長期で積み立てていくことでよりリスクを抑えられます。

ここで新つみたてNISAの制度を確認していきます。

まず、非課税で保有できる期間が無期限に可能になりました。

そして年間投資額が設けられているのですが、

2023年までの制度を引き継いだ「つみたて投資枠」と「成長投資枠」に分けられます。

つみたて投資枠では120万円まで購入でき、投資対象商品も積立投資向けのものが対象です。

成長投資枠では240万円まで購入でき、投資対象商品はつみたて投資枠の商品に加えて

上場株式や投資信託も対象です。

2つの枠を合わせて1800万円(そのうち600万円はつみたて投資枠)までは非課税で保有できます。

まとめ

つみたてNISAは、長期で分散投資をする個人に対して運用益を非課税にする制度です。

金融庁の資料も読みましたが、一般NISAが進んでいないことや現金保有が多いことが背景にあったようです。

たしかに投資は難しいものだとは思いますが、初心者にもできることがあることを認識していただけたらうれしいです。

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